リンパ脈管筋腫症(LAM,lymphangioleiomyomatosis)に対するラパリムスの臨床研究リンパ脈管筋腫症(LAM)に対するシロリムスの臨床研究

シロリムスとその効果

シロリムスとその効果

シロリムス(ラパリムス)はLAMの進行を抑える薬です。

シロリムスは、LAM細胞の増殖を抑え、肺胞の破壊を阻止すると考えられています。しかし、口内炎、にきび様の皮膚炎、間質性肺炎などの副作用がありますので、LAMに十分な知識を持つ医師から処方してもらってください。

シロリムスは、破壊された肺を元にもどすわけではなく、これ以上の破壊を抑える薬ですので、治療の効果は、呼吸機能の悪化の抑制で判断すべきでしょう。
効果があるかどうかは、呼吸機能の悪化のスピードを測って判断します。

※すべての患者さんに有効であるというわけではありません。

  • 「ラパリムス」(シロリムス)は保険適用となっている唯一の薬です。
  • 処方する医師は、当面ノーベルファーマ社が配信するe-learning(http://rapalimus.jp)を受講する必要があります。
  • 「ラパリムス」の効果がなかった場合、肺移植を検討すべきかどうか主治医と相談してください。

シロリムスは、もともと、臓器移植の拒絶反応の予防に用いられる薬で、世界で55ヵ国が腎移植後の薬として承認しています。シロリムスは、細胞分裂に関与する蛋白の働きを阻害する抗生物質で、ラパマイシンと呼ばれ、イースター島の土に棲む細菌から取られました。移植された組織や臓器に対する拒絶反応を引き起こすリンパ球(免疫系細胞の一種)の働きを抑えます。免疫抑制薬の一種であり、セリン/トレオニンキナーゼ阻害薬の一つです。現在では、様々な腫瘍に対して効果があることがわかってきており、LAMに対する効果は、この抗腫瘍効果と言えるでしょう。

シロリムスとその効果

ラパリムス錠を処方された患者さん、ご家族の方へ

「ラパリムス」はノーベルファーマ社から発売されている治療薬です。以下よりノーベルファーマ社のサイトへリンクします。

シロリムスは別名「ラパマイシン」ともいいます。
このサイトでは一般名の「シロリムス」と、治療剤名の「ラパリムス」の表記を使用しています。